Web制作の仕事とは

2016年に総務省が行った『通信利用動向調査』によると日本のインターネット普及率は8割を超え、インターネットは今や社会インフラともいえるものに成長しました。それとともにWeb制作業界も大きく発展し、日々進化を遂げています。Web制作の仕事内容や求められる役割などの詳細について解説します。

Web制作の職種と仕事内容は?

Web制作の現場では多数の職種が連携しながら1つのサイトを構築していくのが一般的です。Web制作にかかわる職種と仕事内容には、主に次のようなものがあります。

Webプロデューサー

Webサイト全体の事業責任を担うのがWebプロデューサーです。計画の立案から運用の事業性までサイトの効果を最大限に上げることを目標とします。

Webディレクター

Webプロデューサーが作成した予算や方向性に従って、実務を遂行する役割を果たします。デザイナーやエンジニアの選出、指示出しを行います。Webサイト作成完了後にインターネット上にサイトを公開します。また、必要に応じてWeb更新を行い、サイト運用を継続して実施していきます。

Webコンテンツ編集・ライター

サイトの内容、記事、キャッチコピーなどの作成にあたります。

Webデザイナー

Webディレクターの提示するサイトイメージに従い、レイアウト、カラーなどのデザインを作成します。

Webコーダー

仕様書に基づいたPHP、Java、HTML、Perl、Rubyなどのプログラミング言語を使い、Webデザイナーのデザイン通りにインターネット上で表示できるようにコーディングします。

Web制作はどんな会社で仕事をする?

Web制作にかかわる働き方としては、Web制作会社や広告会社、大手の印刷会社などでの勤務があります。映像配信会社の1部門でWeb制作を請け負う場合もあるでしょう。企業の中には専門的な経験がある自社スタッフがいないため、外部スタッフの力を借りてWebサイトを制作するケースがあります。関連する言語や技術が複雑化しているため、よほどシンプルなものでないと未経験者がWeb制作を担当するのは難しくなってきています。
自社運営する場合でも、ホームページの作成とアップまでを発注し、その後の更新のみを自社スタッフが行うという流れは多い傾向です。Web制作は非常に技術進歩の早い業界だけに、トレンドに合うサイトを作るためには高度な最新の専門知識が求められます。そのためWeb制作会社の中にも、スタッフを固定せず、プロジェクトごとにフリーのプロフェッショナルを集散させる形式をとるケースも見られます。

Web制作で求められる経験や資格・スキルは?

Web制作は多彩な職種が集合して実施する作業です。どの役割を果たす人材となるかで、求められるスキルは異なります。Web制作全体で見た場合、基本となるスキルには次のようなものがあります。

Web構築への理解

Web制作はチームを組んで行うことがほとんどです。円滑に作業を進めるためには、自分がどの部分を担当して作業しているのかを把握するため、Web構築全体について理解している必要があります。

基本言語・技術の理解

Webコーダーやプログラマでない限り、すべての言語を理解する必要はありませんが、打ち合わせで飛び交う用語が分からないと作業に支障が出ることもあります。打ち合わせで話される内容が理解できるよう、基礎的な言語や技術については把握する必要があります。

クライアントワークへの理解

自社サイトの制作以外では、必ずサイト制作を発注しているクライアントが存在します。プロデューサーやディレクターはクライアントの要望や納期に合わせた企画やマネジメントを意識しています。同じプロジェクトにかかわるチームスタッフの一員として、企画意図などを踏まえた制作をするよう心がける必要がある場合があります。

協調性

クライアント対応と同様に、ほかのスタッフとのコミュニケーションも重要です。協調性をもって自分の役割を確実に遂行していかなければなりません。

求められる経験や資格

Web制作の求人では、特に資格や経験がなくても応募できる案件が多く見られます。自分が何を目指すのかにもよりますが、広告代理店やデザイン会社、印刷会社などの勤務経験があればWebデザイナーとしても活躍できる可能性があります。マーケティングやコンサルティング、営業や企業間の折衝の経験が豊富な場合にはプロデューサー職が有望です。
Web制作に役立つ資格としては、HTML5プロフェッショナル認定試験、PHP技術者認定試験、Webデザイナー検定、Webクリエイター能力認定試験などがあります。

Web制作のキャリアプランは?

Web制作ではさまざまな職種が役割分担して1つのWebサイトの制作を行うため、キャリアプランにも多様性があります。WebプロデューサーやWebディレクターは、いずれかの職種で経験を積んだ後にキャリアアップして就くのが一般的です。
未経験者は各職種でまずは案件の各担当分野の仕事をこなして、基礎スキルを磨きながら、Web制作の経験を各職種で積み重ねることになります。他の職種の役割や制作の全工程が見渡せるようになれば、マネジメントへのキャリアアップが見えてきます。
今やビジネスや生活に欠かせない存在となったネット上で、自分が携わったWebサイトを目にした時には、達成感が得られたり、携わった喜びを感じたりすることでしょう。多様な職種がかかわり、Webの進歩とともに仕事を行えることもやりがいの一つです。
Web制作の主なキャリアプランとしては、次のようなことが考えられます。

制作スタッフからのキャリアアップ

WebデザイナーやWebコーダーといった制作の経験を積んでから、プロジェクトのマネジメントを担うWebプロデューサーやWebディレクターへのキャリアアップが考えられます。制作現場を知るプロデューサーやディレクターであれば、プロジェクトの進行についても細部まで配慮できます。

規模の大きな会社に転職

Web制作の経験とスキルを活かし、さらに規模の大きなWeb制作会社や異なる事業形態の企業に転職し、収入と地位の向上を図ることができます。

起業

Web制作では、独立系の職人的なスタッフを抱える小規模な企業や、個人としてプロジェクトを渡り歩くエキスパートも少なくありません。フリーランスや経営者としてキャリアアップしていくという可能性も大きく広がります。
これまでの職務経験や自分のスキルを活かして自分らしく仕事をすることは、派遣社員として働くメリットの一つです。Modisでは、皆さまが思い描くキャリアプランの実現をサポートするとともに、お一人お一人の働き方に合った多様な求人をご紹介しています。ぜひModisで希望のお仕事を探してみてください。