セキュリティエンジニアの将来性は?未経験からの勉強方法と取りたい資格

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「セキュリティエンジニア」という職種に、将来性はあるのでしょうか。これからITエンジニアを目指す場合、「将来性のある職種として、セキュリティエンジニアも候補の一つにしていいのか」と考える人もいるかもしれません。

本記事では、セキュリティエンジニアの将来性について、根拠を示しながら解説するとともに、IT業界未経験からのセキュリティエンジニアの目指し方、キャリアアップ方法、勉強方法などを紹介します。

セキュリティエンジニアの将来性

結論から言うと、セキュリティエンジニアの将来性はおおいにあります。セキュリティエンジニアの将来性があるかどうかを考える際、確認しておきたいポイントは、需要と供給のバランスです。セキュリティエンジニアの需要と供給の現状を整理しつつ、セキュリティエンジニアの将来性について3つの観点から解説します。

情報セキュリティの重要性はますます高まる

2021年5月7日、米石油パイプラインがサイバー攻撃を受け、運営会社が仮想通貨のビットコインで500万米ドル(1米ドル110円換算で約5億5,000万円)の身代金を支払ったとされる事件が報じられました。なお、被害を受けた運営会社は、身代金の支払いを認めていません。

どの企業も情報セキュリティ対策には力を入れていますが、サイバー攻撃の手口は年々巧妙化しています。情報セキュリティ対策は、高度な手続きや常に最新情報を追い続ける必要があるため、専門家に頼る部分も少なくありません。このように、セキュリティの専門家となる「セキュリティエンジニア」の需要は高まる一方です。

情報セキュリティ人材の不足

一方、セキュリティエンジニアをはじめとしたIT人材は長年、人手不足と言われ続けてきました。特に、情報セキュリティ技術などを含む高度IT技術者は、供給不足になると予測されています。

2019年3月にみずほ情報総研株式会社が行った「IT人材受給に関する調査」によると、IT需要の伸びが中程度(2〜5%)の場合、2030年には先端IT人材は約54万5,000人不足すると試算しています。需要は、今後も増加するのに供給は不足するため、将来もセキュリティエンジニアは必要とされる状況です。

セキュリティエンジニアの活躍が見込まれる分野

セキュリティエンジニアは、今後も多くの分野での活躍が見込まれます。例えば、ECサイトやフィンテック(金融)分野は、特に高いセキュリティが求められる分野です。個人情報や企業の機密情報、金銭に関わる情報を扱う分野では、未知のサイバー攻撃に対しての備えも必要となり、高度な情報セキュリティ技術が求められます。

一般企業や、官公庁も機密情報の情報漏えいがあると甚大な被害が生じるため、情報セキュリティマネジメントが必要です。家電・機械メーカーなど製造業でも、情報セキュリティ技術は欠かせなくなってきました。なぜなら、IoT技術により自社製品がインターネットに接続した状態が続くため、サイバー攻撃に備える必要があるためです。

このように、セキュリティエンジニアの活躍分野は幅広く、職種としての将来性は大きく開けていると言えます。

セキュリティエンジニアの年収

セキュリティエンジニアの平均年収は、初級レベルで300万〜500万円、中堅レベルで600万円程度です。高い技術力があれば、年収1,000万円も十分に目指せます。

例えば、人材サービスのグローバルリーダーであるアデコグループのIT・エンジニアリング領域に特化したプロフェッショナル人材派遣サービスであるModisに掲載している求人案件での例を紹介します。(2021年5月現在)

未経験もOK: IT企業でのサーバー移行業務
見込み月収32万400円(残業代を含む)、見込み年収384万円
金融向け各セキュリティリスクレビューと基準策定
見込み月収53万2,500円(残業代を含む)、見込み年収639万円

ITエンジニアの未経験OKの案件はいくつかありますが、中でも情報セキュリティに関連する業務に携わることのできる案件に応募すると、情報セキュリティ関連のスキルを増やすことも可能です。セキュリティ関連の業務経験を積むことで、セキュリティエンジニアに必要なスキルや知識が身につきます。

Modisでは、未経験歓迎の案件から、上級レベルのセキュリティエンジニアの求人まで、さまざまな求人をご紹介しています。自分に合ったレベルの案件に応募して、セキュリティエンジニアとしての経験を積んでいきましょう。

未経験からセキュリティエンジニアを目指す方法

未経験から、いきなりセキュリティエンジニアになるのは難しいでしょう。なぜなら、採用する企業側もセキュリティエンジニアを採用する場合は、これまでの業務経験をもとに検討するからです。そのため、未経験の場合は、まず保守運用からセキュリティオペレータのように、未経験歓迎の案件から順に業務経験を積んでいきましょう。

その後は、プロジェクトを通してマネジメント面の経験を積んだり、技術面とコンサルティングの技術を磨いてセキュリティアナリストとして活躍すれば、収入アップも期待できます。また、インシデントレスポンスなどの経験を積み、インフラの設計・実装経験を積むことでも、セキュリティエンジニアにキャリアアップ可能です。

未経験からセキュリティエンジニアを目指すための勉強方法

情報セキュリティ分野未経験の状態からセキュリティエンジニアを目指すための勉強方法としては、オンライン研修を利用した勉強や、情報セキュリティ関連の資格勉強が効果的です。

ここでは、Modisのキャリアアップサービス「Modis Tech Academy」の活用や、未経験の方におすすめの情報セキュリティ関連の資格について紹介します。

Modis Tech Academyを活用して基礎を勉強

情報セキュリティ関連の知識について、体系的に学ぶには、専門的な学校で学ぶことも方法の一つです。しかし、現職との折り合いがつかなかったり、費用が大きな負担となるケースも少なくありません。

Modis Tech Academyは、受講希望者からの選抜はありますが、選ばれた受講者は無料でさまざまな学習ができる研修サービスです。セキュリティ関連の勉強を進めるためには、従来の基盤技術分野の「情報セキュリティ基礎」の受講がおすすめです。基礎知識として知っておきたい情報セキュリティ情報について、体系的に学べます。

Modis Tech Academyの詳しい内容については、以下のサイトを確認し、必要に応じてお気軽にお問い合わせください。

Modis Tech Academy:https://www.modis.jp/staffing/career/tech_academy/

未経験だからこそ取得したいセキュリティ関連の資格の勉強

未経験者が効率的に情報セキュリティを学ぶには、セキュリティ関連の資格勉強もおすすめです。未経験者向けで難易度の低い資格から順番に取得することで、段階的に学べるだけでなく、資格取得によって知識が身についたことを確認できます。未経験者におすすめの資格は、以下の通りです。

まずは、これらの資格で初級レベルの資格から挑戦して、段階的に次のレベルの資格取得を目指しましょう。さらに、レベルの高い資格に挑戦したい場合は、以下の関連記事をご参照ください。

関連記事:セキュリティエンジニアとは?仕事内容やキャリアパスについて

最新の情報セキュリティ動向を知る

上記の勉強だけでは、最新の情報セキュリティ動向についての学習は進みません。情報セキュリティの動向は刻一刻と変わるため、どのような動きがあるかについては以下の公的なサイトを中心に、IT系ニュースサイトなどに常日頃から目を通すようにしましょう。

最新動向を確認する中で、今後ウォッチするべき技術や情報セキュリティ業界の動きについての知識が身につきます。

ステップを踏めばセキュリティエンジニアになれる

セキュリティエンジニアの将来性は、他の職種に比べても高い傾向です。しかし、IT業界未経験者がいきなりセキュリティ関連の仕事に就くのは難しいでしょう。まずは、未経験でもセキュリティ関連の仕事ができる、システムの運用保守やサーバーの移行作業サポート、セキュリティオペレータなどから始めることがおすすめです。

業務経験を積みながら、並行して情報セキュリティ関連の勉強を続けることで、十分にセキュリティエンジニアを目指せます。セキュリティエンジニアを目指すための第一歩として、Modis Tech Academyの情報セキュリティ基盤の研修受講から始めてみてはいかがでしょうか。

(2021年5月現在)

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