【アンケート調査】未経験から派遣エンジニアになるには?メリットデメリットも紹介

派遣エンジニアとは、派遣会社へ登録して、派遣先企業で働くエンジニアのことです。未経験から始められる求人もあり、また、派遣ならではの働き方のメリットであるライフスタイルに応じた働き方も実現できます。
今回は、実際に未経験から派遣エンジニアになった人を対象に行ったアンケート結果をもとに、派遣エンジニアの年収や派遣エンジニアとして働くメリットやデメリットについてご紹介します。

派遣エンジニアの働き方

そもそも派遣エンジニアとはどのような働き方なのでしょうか?

派遣エンジニアは、雇用契約は派遣会社と結びますが、仕事の指揮命令は派遣先企業から受けて業務にあたります。また、給与は派遣会社から支払われ、一定の条件を満たす人は、社会保険、労働保険、有給休暇の付与などの福利厚生を受けることも可能です。
派遣には、雇用期間に定めがある「有期雇用派遣(登録型派遣)」と、雇用期間の定めがない「無期雇用派遣」、一定期間、派遣社員として働いた後に派遣先企業と双方合意の上で直接雇用されることを前提にした「紹介予定派遣」があります。

派遣社員と、正社員や契約社員との大きな違いは、雇用契約を結ぶ相手が「就業先の企業」ではなく「派遣会社」という点です。

雇用形態の特徴について、詳しくは次の記事で紹介していますのでぜひお読みください。

さて、次項からは、未経験から派遣エンジニアになった人を対象に行ったアンケート結果をみてみましょう。

調査概要

調査対象:未経験から派遣エンジニアとして働いたことのある人
有効回答者数:400名
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2019年8月

  • 各設問への回答は複数回答不可。あてはまる選択肢がない場合は「その他」(自由回答)として回答。
  • 本記事に掲載しているアンケート回答者のコメントは、回答者が回答した原文をそのままご紹介しています。

未経験で派遣エンジニアになった人は、どんな仕事をしていた?

派遣エンジニアとして働く前は、どのような仕事をしていましたか?

派遣エンジニアとして働く前の、雇用形態について教えてください

エンジニア(技術者)として働いている人と聞くと、「未経験とはいえ、もともと近い業種で働いていたり、それなりのスキルを持っていたのでは?」と思われる方がいるかもしれません。
しかし、今回のアンケート結果を見てみると、エンジニアになる前の仕事はさまざまです。

「居酒屋の接客スタッフのマネージャーをしていました」
(埼玉県・28歳・女性)

「女性服のアパレルショップで働いていました」
(京都府・30歳・女性)

「スーパーのレジ打ちや、お弁当の販売、工場などで働いていました」
(広島県・36歳・女性)

「家電量販店で生活家電の接客と販売をしていた」
(神奈川県・29歳・女性)

「交通誘導員として、2年間働いていました」
(千葉県・28歳・男性)

「精密機械を扱う商社の営業マンをしていました」
(神奈川県・28歳・男性)

「入居型の介護施設で介護士をしていました」
(東京都・35歳・男性)

「生命保険の営業担当者でした。日々新規勧誘のノルマに追われる日々でした」
(福井県・29歳・男性)

これ以外にも、マーケティングやプロモーションの企画担当、テレアポ、教員、医療事務、経理事務など多岐にわたっています。業種で見てみると上位は、サービス・販売・外食(21%)、事務・管理(19%)、営業(18%)です。

また、派遣エンジニアになる前の雇用形態では、正社員だった人が59%、契約社員だった人が16%となり、正社員・契約社員で75%を占める結果でした。それ以外にも、アルバイトだった人が12%を占めており、アルバイトの人も派遣エンジニアにチャレンジしている人が多いということが分かります。

未経験から派遣エンジニアになった人の「59%」が独学で学習

未経験から派遣エンジニアになる時はどのような方法で学習をしましたか?

未経験から派遣エンジニアになるまでの1週間あたりの学習時間を教えてください

今回のアンケートでは、未経験から派遣エンジニアになった時の学習方法と学習時間についても調査しました。未経験者でも転職できるとはいえ、業務内容に応じたスキルの習得が必要になります。

学習時間は週「20時間以上」が最も多く、学習方法は「本」と「独学」

アンケート結果によると、未経験から派遣エンジニアになった人の1週間の学習時間は、最も多いのが「20時間以上」で29%、次いで「5時間〜10時間未満」が24%、「3時間未満」と「3時間〜5時間未満」が同率で14%でした。
週に20時間以上、つまり1日に約3時間の学習時間だった人が約3割いる一方で、1日あたりの学習時間が1時間に満たないか1時間前後の人も過半数(52%)いる結果となりました。

学習方法については、「本(教則本)」(34%)と「独学(無料動画など)」(25%)で学習した人が合わせて59%と過半数を占めています。これは、仕事をしながら余暇時間を有効活用したり、学習コストを下げたりする目的もあるようです。

「YouTubeで無料の講義動画を検索してよく見ていました。寝る前に動画を数本見る習慣をつけていました」
学習時間:3時間未満(兵庫県・24歳・女性)

「仕事の合間や休みの日にカフェで動画を見ながら勉強した。通勤時間が割と長かったので、そこで動画を見たりした。」
学習時間:3時間〜5時間未満(大阪府・30歳・女性)

「少しでも勉強費用を抑えたかったため、専門書を図書館で借りた。家に帰ったらごはんを食べてすぐに机に向かった」
学習時間:5時間〜10時間未満(岐阜県・31歳・男性)

「前職の通勤時間が長かったので最新の書籍で勉強し、たまに動画なども利用していました。通勤時間を使ったのと、残業があまりない業界だったのでアフター5を勉強にあてました」
学習時間:20時間以上(愛知県・33歳・女性)

「エンジニアの基本が書いてある本で勉強した。1日1時間ほど本は眺めていた。あとは仕事しながら覚えていった」
学習時間:3時間未満(新潟県・28歳・男性)

また、「通学型のスクール」(19%)や「オンラインスクール」(15%)は合わせて34%で、3人に1人が何らかのスクールでの学習経験を持っていました。
スクールは条件がそろえば、無料受講できたり、教育訓練給付制度を活用できたりするものもあるため、費用面で安く済むことがあり、ある程度まとまった時間をとれる人には向いています。独学では対応できない疑問点や弱点も、講義や講師への質問を通して解消できるというメリットもあります。

「独学では理解できる自信がなく、教えてくれる教室も近くになかったのでオンラインで学びました。毎日勉強する時間を決め、休みの日は少し多めに勉強をしていた」
学習時間:5時間〜10時間未満(青森県・25歳・女性)

「通学型スクールでじっくり勉強して身につけました。仕事をしていたので平日は多くても5時間が限度でした」
学習時間:3時間〜5時間未満(東京都・32歳・女性)

「転職前に仕事もしていたので、休みの日などを利用して通学型のスクールで勉強しました。仕事前と仕事後に時間がある時は1日最低1時間を目標に勉強して、休みの日に足りなかった分の勉強をまとめてやりました」
学習時間:5時間〜10時間未満(埼玉県・35歳・男性)

「最近は、オンラインでも学べるスクールがあったのでそちらを利用しました。オンラインだと、休日や仕事が終わってからでも学べる動画なども充実していて空いた時間を有効に使いました」
学習時間:20時間以上(広島県・27歳・女性)

仕事と学習の両立

未経験から派遣エンジニアになった経験がある人は、多くの場合、普段のスケジュールから時間を割いて、何らかの学習方法で知識を身につけています。しかし、メインの仕事を続けながら、エンジニアになるための学習時間を捻出して、仕事と学習を両立させることはなかなか難しいことです。回答者はどのようにして学習時間を確保したのでしょうか?

「毎日勉強する時間を決め、休みの日は少し多めに勉強をしていた」
(青森県・25歳・女性)

「仕事前と仕事後に時間がある時は1日最低1時間を目標に勉強して、休みの日に足りなかった分の勉強をまとめてやりました」
(埼玉県・35歳・男性)

「通勤の時間を使ってひたすら動画を見ていました」
(愛知県・38歳・男性)

「残業があるときは20時帰宅だったので、そこから毎日2時間程オンラインで勉強しました」
(岡山県・28歳・男性)

「1日1時間程度が限界だった。仕事をしながらなので、通勤時間や好きなカフェでのリラックスタイムなどを活用した」
(大阪府・30歳・女性)

「早起きして朝の30分間をなんとか捻出しました」
(東京都・39歳・男性)

「毎日、勉強用にカフェに通って、確実に勉強する時間を作るようにした」
(東京都・33歳・女性)

「移動が電車だったので、往復の時間や帰ってから寝るまでの時間を有効活用しました」
(滋賀県・33歳・男性)

回答から見えてくる共通ポイントは次の4つです。

それまでは学習にあてていなかった時間の有効活用がポイントのようです。

派遣エンジニアの年収は?未経験からでも年収アップが可能!

今現在働いている職種を教えてください

次に、職種と年収についてみていきましょう。
未経験から派遣エンジニアになる場合、その職種は人それぞれですが、今回のアンケートで回答が多かったのはIT系エンジニアです。
そのうち最も多かったのが「プログラマ」(37%)で、次いで「システムエンジニア」(35%)、「情報セキュリティエンジニア」(11%)、「Webコーダー」(9%)でした。「その他」(5%)の職種では、Webデザイナーなどクリエイティブ系、施工管理技士、製造業の技術開発などでした。

派遣エンジニアになって1年目の年収を教えてください

現在の年収を教えてください

気になる年収ですが、未経験から派遣エンジニアになって1年目の年収をみると、「200万円〜300万円未満」が28%、「300万円〜400万円未満」が27%です。

また、「1年目の年収」と「現在の年収」を比較してみると、年収額が全体的に引き上がっていることが分かります。
「400万円〜500万円未満」と答えた人の割合は、1年目の年収(以下、先に出てくる数字が1年目の年収)13%に対して23%に、「500万円〜600万円未満」と答えた人の割合は3%に対して8%へと増加しています。「300万円〜400万円未満」と答えた人も含むと、43%から60%と大幅に増えています。
さらに注目なのが、1年目には該当者がいなかった年収層の「600万円〜700万円未満」(4%)、「700万円〜800万円未満」(2%)が登場する結果となっています。

こうした点をみると、派遣エンジニアは未経験からでも1年目よりも経験を積むことによって収入が増える可能性があることが分かります。年収が実際にアップしている回答者からのコメントからも、そのことが読み取れます。

1年目の年収:100万円〜200万円未満、現在の年収:200万円〜300万円未満
「(1年目は)仕事になれるので精一杯で金額のことはあまり気にならなかった。(現在の年収は)まだ駆け出しなのでその割には安定しており満足している」
(プログラマ・東京都・29歳・女性)

1年目の年収:300万円〜400万円未満、現在の年収:400万円〜500万円未満
「(1年目は)最初は経験も無かったので、安いとは思いましたが仕方がないとも思いました。(現在の年収は)経験が増えていくことで、収入は少しずつ増えてきました」
(システムエンジニア・三重県30歳・男性)

1年目の年収:200万円〜300万円未満、現在の年収:400万円〜500万円未満
「(1年目は)最初は、フルタイムではなくパートでアシスタントという形だったので勤務時間も収入も少なかった。(現在の年収は)経験を経て、仕事を任せてもらえるようになりフルタイムになったことで収入が増えた」
(システムエンジニア・大阪府・31歳・女性)

1年目の年収:300万円〜400万円未満、現在の年収:300万円〜400万円未満
「(1年目は)だいたい相場通りの収入で特に不満には思わなかった。(現在の年収は)事務の正社員をしていた頃よりは時間に融通がきいて、手取りが高い」(プログラマ・大阪府・30歳・女性)

1年目の年収:300万円〜400万円未満、現在の年収:500万円〜600万円未満
「(1年目は)右も左もわからなかったので、こんなものかなという気持ちもありましたが、ちょっと仕事の割には少ないとも感じていました。(現在の年収は)いろいろな派遣先で実務を積んできたので、今の派遣先では大きな仕事や交渉も任されるようになって、思っていたよりは悪くないかなと、という感じです」
(システムエンジニア・神奈川県・30歳・男性)

派遣エンジニアで働くメリット・デメリットとは?

最後に、実際に未経験から派遣エンジニアになった人が感じるメリット、デメリットにはどのようなものがあるのかみていきましょう。

メリットは、ライフスタイルに合わせた働き方やスキルアップができること

派遣エンジニアとして働くメリットはどのようなものですか?

派遣エンジニアがメリットと感じた最も多いものは「ライフスタイルに合わせた働き方ができる」で31%、僅差で「スキルアップ(さまざまな仕事に携われる)」が30%、次いで「派遣の中では高収入」が17%です。
働き方という点では、勤務時間や休日、残業の有無を自分で選べることをメリットに挙げる人が多くいました。また、自分の持っているスキルに合わせて就業先を選んだり、さまざまな就業先を経験することでスキルアップを図れることをメリットと感じている人もいました。

「正社員よりも時間に融通がきくので、生活しやすくなった」
(大阪府・30歳・女性)

「時短勤務なども可能なので、プライベートを優先できる」
(東京都・35歳・男性)

「残業がほとんどなくプライベートの時間が確保できました」
(神奈川県・27歳・女性)

「子育て中でも空いた時間に仕事をしてキャリア形成ができること」
(静岡県・29歳・女性)

「独学で勉強してプログラマになりました。その後さらに勉強してシステムエンジニアにもなれていて、スキルアップも実感し年収も着実にアップしています」
(東京都・32歳・男性)

「自分が努力すればするほど、きちんとスキルアップしていけるので」
(東京都・32歳・女性)

「いろんな仕事に関われるところを選べば、エンジニアとしての視野や考え方を広げることができる点」
(福岡県・26歳・男性)

収入が不安定、福利厚生や雇用期間への不安がデメリット

派遣エンジニアとして働くデメリットはどのようなものですか?

一方、派遣エンジニアとして働いてみてデメリットと感じたのはどのようなものでしょうか?
上位2つが同率で「残業や土日出勤が多い」(23%)、「収入が不安定」(23%)となっており、次いで3番目も同率で「正社員と比べて福利厚生に期待できない」(16%)、「派遣契約を切られる可能性がある」(16%)という結果になりました。

「顧客の要望や都合によって、勤務時間や休日を調整しなければいけないこと」
(千葉県・26歳・男性)

「シフト制だったので土日関係なくシフトを組まれるところです」
(埼玉県・35歳・男性)

「やはり期日までに仕上げなければならず残業となる」
(京都府・29歳・女性)

「安定して毎月同じ給料ではないので、先々大きな買い物をしようと思っても予定がたてにくいところ」
(愛知県・37歳・女性)

「ボーナスや住宅手当、家族手当がない派遣先も多いので、正社員と比べるときちんと貯蓄やライフプランを設計しておかないと将来的な不安がある点」
(埼玉県・31歳・男性)

「次の仕事が決まるまでに時間がかかることがあり、その間は収入が途絶える」
(神奈川県・35歳・女性)

「雇用契約はいつまで継続できるのかという点を気にしながら働くというのが、心理的にプレッシャーを感じました」
(東京都・31歳・男性)

納期やクライアント要望による残業が発生すること、土日・緊急時の対応が求められるのはITエンジニア職種で見られる特徴です。しかし、残業に関しては2019年4月より施行されている「働き方改革関連法」によって業界として減少傾向にあります。
また、福利厚生は各派遣会社が整備するもので待遇やサポート体制に差があります。Modisでは、充実した福利厚生、サポート体制を整えています。さらに、エンジニア正社員(無期雇用派遣)といった働き方が用意されているのもModisの特徴です。仮に派遣先企業が決まっていない期間があったとしても、エンジニア正社員としてお給料が支払われるため、安定した会社で安心して働くことができます。詳しくは関連ページでご覧ください。

派遣エンジニアの将来性は?2030年に最大で約79万人の人材不足が懸念

現在、情報化社会の進展によって、エンジニア人材の需要増加が見込まれています。
企業にとっては、プロジェクト内容やスケジュール、予算に応じて、必要なメンバーを必要な時にアサインできる派遣契約は効率的でとても魅力的なものです。

働く側の視点で見ると、働き方の多様化が進みつつあり、フルタイム勤務のほかにもフレックスタイムや時短勤務、テレワークなど働き方の選択肢が拡大しています。「働き方改革関連法案」により、残業規制の強化や、雇用形態にかかわらず公正な待遇の確保なども推進されることとなり、働き手のライフスタイルに合わせた働き方も着実に浸透していくものと思われます。

また、特にIT業界では今後ますますIT需要の高まりと労働人口の減少が見込まれており、2030年にはIT人材の需要と供給の差=需給ギャップが、最大で約79万人に達すると経済産業省が発表しています。こうした社会情勢から、派遣エンジニアは将来性のある職種・雇用形態のひとつと言えるでしょう。

異業種・未経験からでも活躍できる派遣エンジニアという働き方

IT分野での人材不足が叫ばれている今、派遣エンジニアは、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができる上、キャリアップを実現できる働き方です。
複数企業の案件に携わりながら経験を積めること、スキルを身につけてキャリアアップの階段を着実に登っていけること、時短やプライベートの充実などワークライフバランスを重視できることなど、メリットは数多くあります。
今回のアンケート結果を見ても分かるように、未経験からでも必要なスキルを学習すれば仕事をすることができ、経験を積み重ねることで相応の収入アップも可能です。この機会に、派遣エンジニアという働き方へのチャレンジを検討してみてはいかがですか?

未経験から派遣エンジニアになった方のインタビューはこちら

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